学習塾の本音→「講習は稼ぎ時」

 

まなび堂に問合せをされる保護者の方に「講習はありますか?」という質問をされることがあります。

 

ホームページでも書いてありますが、まなび堂には講習がありません。

 

理由は単純で、生徒が夏休みや冬休みなどの長期休み期間中であっても定額の通塾し放題のシステムだからです。

 

なので、そもそも「講習」というものを作る必要がないんですね。

 

学校の授業がある時期と変わらず夏休みや冬休みもまなび堂の開校日は毎日通うことができます。

 

その為、たくさん塾を利用したいという生徒にとっては大変お得なシステムだと言えます。

 

私がかつて勤めていた「授業中心の塾」の考え方はかなり違います。

 

塾側の本音として「講習=稼ぎ時」というのが根本にあります。

 

生徒や保護者に「〇〇高校に行きたいならこれだけ勉強しなければいけません」、「学校が休みの期間中こそ復習、予習、たくさん塾で勉強しよう」と煽りながら、たくさんの授業を買わせることが目的になっていたりします。

 

「講習=稼ぎ時」という部分を、色々な理由をつけてはベールで覆い隠して金儲けするわけですね。

 

このように多くの塾では「たくさん勉強しよう」と言っては、授業を目一杯買わせようとします。

 

なぜか授業中心の塾では「たくさん勉強する」=「塾の授業をたくさん買う」となるんです。

 

勉強は「授業」を買わなくても出来ますよ。

 

そもそも自分で勉強することを考えないのであれば、塾の「授業」をたくさん買ったところであまり結果はかわらないでしょう。

 

「授業中心の塾」に子供を通わせたことのある保護者の方は経験している人も多いかもしれませんが、集団塾でも個別指導塾でも塾の講習って結構お金がかかります。

 

春休み、夏休み、冬休みの「講習」は毎月の授業料とは別になっているので、1年間(

12か月)塾に通わせた場合、実質12か月+3ヶ月(各季節講習分)で15か月分の授業料は最低かかると考えておいた方がいいですね。

 

さらに、先述したように塾側が「時間の取れる長期休みだからこそ授業をたくさん受けて勉強しよう」とたくさんの授業を買わせようと迫ってきますから、講習は普段の1ヶ月分の授業料より高額になる可能性が高いでしょう。

 

受験学年ともなると季節講習でかかる費用にびっくりする人もいるかもしれませんね。

 

他にも「合宿」などを行う塾もあります。

 

最近は「秋特訓」と銘打って特別感を演出しそこでも講座を買わせようとする塾もあるようですね。

 

結局、授業中心の塾は1年中金儲けの為の講座を作り出して特別感を演出して授業を買わせることばかり考えているのが実情だったりします。

 

私が大手塾にいた頃も「いかにたくさんの授業を申し込ませるか」といった会議が1年中ずっと行われていましたから。

 

こうなってくると、「その講座や授業がその生徒に本当に必要かどうか」なんて無視されてしまうんですね。

 

それに大金をかけてたくさんの授業を買った生徒に効果がでているかどうかなんて検証はされないですし。

 

私には「授業を受ける時間」よりも「自分の勉強をする時間」をもっと取らないといけない生徒がたくさんいたように見えました。

 

まなび堂で「通塾無制限」「季節講習なし」というスタイルで塾を始めてからは、金儲けと無縁のところで「生徒に本当に必要な学習内容」を考えることが出来るので塾屋として大事な部分に時間を使えている実感がありますね。