せっかくブログで発信するなら誠実に書きましょうね。

 

 他の塾の塾長さんが「勉強」や「学習」についてどのように考えているかは、同業者として気になるところ。

参考になることはないかと、他の塾長さんが書いているブログをたまに読んだりしています。

 

今回、ある個別指導塾の塾長ブログで、

『教科書こそ最高の参考書だ!』

という記事を見かけました。

 

その記事では、

「教科書の一言一句を丁寧に読んでみてはどうか?」

と提案していました。

 

まなび堂も「学校の学習がおろそかなのに、塾で別内容の学習をしても生徒の負担が増えるだけ」という考えから、学校の宿題やワーク、教科書の学習は重視しています。

もちろん、学校の学習がクリア出来ている場合はその先の学習に時間をかけていきます。

 

さて、今日の本題は「教科書こそ最高の参考書」かどうかではありません。

 

ただ、塾長さんが“教科書こそ最高の参考書”と言い切っているのであれば、

当然その個別指導塾の授業では教科書の指導を中心にしているのかな?と思って、その塾のホームページをのぞいてみました。

 

しかし、残念ながらその塾がどういった教材を指導で用いているのかはホームページ上からはわかりませんでした。

 

かわりに、ホームページ上にこういった記述をみつけてしまいました。

 

以下、引用です。

 

~~ 定期テストの前になると学校の先生が決まっていうセリフに「教科書の試験範囲をよく読んでおくよーに」というのがありますよね。生徒の立場から言わせてもらえば「教科書読んで理解できるなら苦労はね~よ」といいたいトコロ。そう思ったアナタ!アナタこそ本当は正しいのです。 そうです。教科書なんか読んだところで「問題」は解答できるようにはならないのです ~~

 

そのあとで、この塾の学習法(授業)はどれだけスゴイかということが書かれています。

 

ブログでは「教科書は最高の参考書」と謳いながら、

塾のホームページ上では「教科書なんか読んだところで・・・」と謳う。

 

どちらの考えがこの塾長さんの本音なのかはわかりません。

 

ただ私はこれを見て、以前述べていたことと意見を変えるのであれば、

「以前の考えは間違いでした」

と訂正する誠実さくらいは持っていたいなと思ったのでした。